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中華菓子・郷土菓子

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長崎の歴史を映す、異国風味の銘菓たち。

萬順製菓が手掛けるお菓子は初代から受け継ぐ味と手法を基本にしながら、時代に合った味の洗練を目指し、今も一つ一つ丁寧に手作り手法を守りつづけています。

中華菓子を中心に異国情緒漂うお菓子の数々は長崎らしさを感じさせるお土産として、昔ながらの製造直売の味わいをお楽しみください。

よりより

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萬順の元祖よりより(脆麻花)

元祖よりより・脆麻花

中国では、麻の花に似ていることから「麻花」や「脆麻花」と呼ばれる小麦粉をこねた生地を一つ一つ手で編み、油で揚げたシンプルで香ばしく硬い食感が特徴のお菓子です。その硬さと、噛むほどに懐かしい味わいが広がり、にじみ出る深く優しい甘さが一度食べたら癖になる美味しさ。

長崎で一般的となった「よりより」の呼称は萬順三代目が考案したもので、今では当店の看板商品「元祖よりより」として親しまれております。

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萬順の元祖よりより(脆麻花)

よりよりの歴史・云われ

中国では麻花とよばれる駄菓子「よりより」が日本に伝わったのは古く、唐代(618年〜907年)の遣唐使によって日本にもたらされた素麺やうどんの祖とも云われる索餅(さくべい)がそれではないかという説があります。

長崎においては、戦国時代末期ごろ中国人が移住。江戸時代に鎖国となってもなお中国との交易は続けられ、その帰化人たちにより伝えられたとされています。

第二次世界大戦が終結するまで館内をはじめとする外国人居留地への立ち入りが制限されていたことから、菓子の商取引は居留地内のみで行われていました。戦後、一般人も口にするようになるとその素朴な味と独特の食感が人気となりました。

中国名である脆麻花(まーほぁ)の商品名は憶えにくく、思い思いに「よりより」「よれよれ」「ねじねじ」「ねじりんぼう」「南京巻き」「唐人巻」などといった愛称がつけられていたことから、萬順三代目の林昭夫が総称として「よりより」を提言。愛らしさと親しみを感じるその呼び名は現在では長崎の人々に定着し、広く親しまれています。

萬順の元祖よりより(脆麻花)

よりよりへのこだわり

今の時代に美味しいことは当たり前。

よりより独特の香ばしい香りと素材の旨味を引き立てるためには鮮度が大切となることから、作り置きを控え、賞味期限をあえて短く設定しています。

小麦粉、砂糖を主原料とし油で揚げただけのシンプルなお菓子だからこそ、目指す硬さや、ひと噛みしたあとの崩れる食感にこだわり、生地の温度や水分量、粉の配合などその日の季節・温度・湿度によって細かく調整し、より美味しいと思ってもらえるよう日々努力を重ねています。

ちより

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ちより

小さいよりより「ちより」

長崎中華菓子の定番「脆麻花〜よりより」を更に美味しく、更に食べやすく改良した萬順製菓の新商品です。

もらって喜ばれるお土産として四季の長崎をテーマに春(路面電車と桜)・夏(帆船と女神大橋)・秋(大浦天主堂と紅葉)・冬(眼鏡橋とランタン)の4種類のパッケージと五島の教会のパッケージをご用意しました。旅行の記念にもぴったりです。

よりよりは意外に硬く、はじめての方は丸ごと噛みついてしまうこともあるため、一口大の大きさにしました。女性やお子さま、おじいちゃんおばあちゃんにも安心してお召し上がりいただけます。またお酒のおつみまとしてもお楽しみいただけます。

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月餅

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月餅

萬順の月餅

古代中国に起源をもつ月餅は、中秋節に食べるお菓子として皇帝にも献上されていた歴史があります。中秋節は日本でいう「お月見」のこと。月餅の丸い形は満月を意味しており、円満や完璧の象徴として欠けることのない満月を見ながら、秋の豊作を祝う中国では大切な行事の一つです。もともと月餅はお供え物でした。時代が変わるにつれ、おめでたい形である丸い月餅を切り分けて、家族みんなで食べるようになりました。

その習わしからお中元やお歳暮をはじめとする贈答品として、長崎では身近なお世話になった人に贈られています。

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月餅

月餅へのこだわり

萬順の月餅は、小豆ベースの黒あんと白インゲンベースの白あんの2種類があり、どちらもくるみやピーナッツといった滋養豊富な木の実をふんだんに使って、その食感がアクセントになっており、レモンの風味であっさりとした味わいに仕上げています。

長崎で広く愛される伝統の味をお楽しみください。

金銭餅〜きんせんぴん〜

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金銭餅

萬順の金銭餅

中国の古代貨幣をモチーフにした焼き菓子。起源は三千年ほど前、中国の皇帝への貢物にされたという銘菓です。

まわりに胡麻をまぶした、一口サイズの中華風胡麻クッキーとなっております。貨幣の形をモチーフにしている事から、国無形文化財の長崎くんちでは、御捻りの中身としても珍重されています。

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かすどーる

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かすどーる

風味豊かなカステララスク

4代目・重男のころ、カステラを永く保存するためラスクの様にすることを思いつき、カステラの水分を飛ばし、カリカリに仕上げてできた新感覚のお菓子です。

カステラの積み木のように見えたことから、カステラの玩具という意味でカスドール(doll)となりました。しかしdollは本来、人形という意味。それは英語がまだ浸透していない時代に勘違いが生んだ名前として今でもそのまま使っています。

味はカステラそのものですが、日持ちがします。また、ベタつきがないので手に持って食べることができる手軽なスナック菓子のようになっています。

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